【開館時間】10:00~17:00(入館は16:30まで)
観覧料】 大人210円  小中生100円
20名様以上の団体料金 大人100円 小中生50円

浅川伯教・巧兄弟資料館 (アサカワノリタカ・タクミ キョウダイシリョウカン)
〒408-0002
山梨県北杜市高根町村山北割 3315
   (ホクトシ タカネチョウ ムラヤマキタワリ)
電話:0551ー42ー1447
FAX: 0551ー47ー4784

2025年12月7日日曜日

韓国文化院での記念展が始まりました

 駐日韓国文化院で12月4日より2026年1月20日まで当館との共同開催として「韓日国交正常化60周年記念展

『浅川兄弟の遺した道』〜朝鮮の自然と文化、そして人間を愛した伯教と巧〜」展が始まりました。

12月4日は会期初日のレセプションに出席いたしました

⬆浅川兄弟資料館、韓国文化院、北杜市役所、
浅川兄弟を偲ぶ会、日本民藝館の代表者と
河正雄さんによるオープニングテープカット



⬆当館学芸員による出品作品の説明


⬆当館所蔵品のなかでも最重要作品です
このアルバムの作成者は巧の親友であり最初の妻の弟である浅川政歳氏。
巧亡き後、偲びながら写真や手紙を集め作成したアルバムの全ページ画像集 
いかに大切な友、家族であったかがその悲しみとともに親愛の情がよく伝わります


⬆柳宗悦と木喰との出会いの架け橋は浅川巧でした
木喰作<不動明王立像>山梨県立博物館所蔵


12月4日から1月20日まで開催中です
(休館日) 日曜、祝日、年末年始
12月20日には講演会、1月10日は映画「道〜白磁の人」の上映会があります。
(どちらも事前申し込み必要)

詳しくは一つ前のブログ記事と韓国文化院のHPでお確かめください

多くの方にご参加いただけることを願っております


2025年11月14日金曜日

2025年12月4日より東京の韓国文化院で浅川兄弟展「浅川兄弟の遺した道」を共同開催いたします


今年2025年は日韓国交正常化60年となる節目の年です。日帝時代に朝鮮半島に渡り、立場や民族の違いを乗り越える生き方を示した兄弟の生涯を東京で韓国文化院の深いご理解とご協力のうえ、交流の証となるよう当館所蔵品を中心に出張展覧会を共同で開く運びになりました。

浅川兄弟を知っていただける機会となることを願っております

講演会と上映会もあります。ぜひこの機会にお越しください。

詳しくは 韓国文化院のHP

会期:12月4日 〜 2026年 1月20日 (休館:日・祝・年末年始)

会場:駐日韓国文化院 ギャラリーMI (1F) 東京・四谷


◀記念講演会▶ (要申込 締切 12月14日まで)

12月20日(土) 13:30〜16:00 (開場13:00) 

<第1部>「韓日交流の過去、現在、未来、浅川兄弟から学ぶもの」

     講師:早稲田大学文学学術院文化構想学部 教授 金敬黙

<第2部>「浅川巧からのメッセージ『自然法に帰せ」〜資料館での

      研究から視えてきたこと〜」

     講師:浅川伯教・巧兄弟資料館 元館長 澤谷 滋子

会場:韓国文化院 ハンマダンホール(2F)



◀記念映画上映会▶(要申込 締切 2026年1月4日まで)

2026年1月10日(土) 13:30〜16:00 (開場13:00)

「道 〜白磁の人〜」

会場:韓国文化院 ハンマダンホール(2F)


講演会、映画上映会には申込が必要です。募集人数各300名を超えた場合は抽選となります

駐日韓国文化院ホームページの応募コーナーよりお申し込みください(会員登録必要)

お申し込み方法 詳しくはこちら

2025年11月12日水曜日

碑閣 「露山閣」 が寄贈され、感謝の竣工式を行いました

日韓国交正常化60周年を記念して、財団法人韓国庭園遺産振興院理事長・朴敬澈(パク・キョンチョル)様から北杜市に碑閣が寄贈されました。

日韓友好の架け橋となった浅川伯教・巧兄弟の生涯や精神に感動するとともに、浅川兄弟の顕彰を通じて日韓友好に尽力されてきた河正雄(ハ・ジョンウン)様の生き様に感銘を受けた朴様から、河様が2021年に寄贈した浅川兄弟顕彰碑に韓国伝統的建物の上屋(碑閣)を寄贈建立したいとのお申し出があり、本市では、浅川伯教・巧兄弟記念公園の価値をさらに高め、兄弟の顕彰に大きく貢献できることから、受領することになりました。

受領するにあたり、北杜市では2025年7月に基礎工事をを行いました。柱や梁などの木材、礎石などは韓国において事前に加工され、瓦とともに横浜港到着後、当館まで運ばれました。

2025年10月10日には韓国からの職人さんたちが到着し、翌11日より17日まで伝統手法による組立工事や屋根瓦工事が行われ、完成しました。

高麗期末から李氏朝鮮初頭の建築様式が取り入れられたこの碑閣は大木匠(韓国国家無形文化財保有者)李廣福(イ・カンポ)様ほか、申光熙様、朴喆様、李成周様の韓国名工により建築されました。

この碑閣は大木匠・李廣福様により、顕彰碑に刻まれた河さん命名の「露堂々」(ろどうどう)の「露」と、山梨の「山」の文字から「露山閣」と名付けられました。

1年後にはまた韓国から伝統名工による韓国伝統彩色がなされる予定です。

10月28日には再び、北杜市主催の竣工式にご参加くださるため朴敬澈様、ご夫人の安宥宣様、大木匠:李廣福様、伝統文化大学校名誉教授:張憲徳様ら4名がいらっしゃいました。






式の後、やまびこホールにて、甲陵中3年生によるオリジナル脚本による「種まく人 浅川巧」の上演があり、ハングルのプロンプターを使い、韓国からのお客様にも演劇を楽しんでいただきました。



韓国から碑閣が寄贈されました。その作業工程の記録です

 上記にあるように、韓国庭園遺産振興院理事長 朴敬澈 様より寄贈された碑閣は資材も職人さんたちも韓国からいらして伝統建築の技術による建設作業をしてくださいました。

その1週間の工程を画像をもってご紹介いたします。


⬇10月10日 たくさんの資材が横浜港から当館へ運ばれました


⬇韓国の瓦

⬇10月11日 とても大切な礎石の設置


⬇柱を丁寧にカンナで削る

⬇10月12日 柱を立てて梁をわたす作業



⬇梁の天井部分に韓日国交正常化60周年記念、
河正雄様への敬意の言葉を墨で奉納

⬇屋根葺き始まる

⬇10月14日 瓦を一枚一枚瓦専門の職人さんが手際よくのせています

⬇日本では城や寺に見られる本瓦葺きと特徴が似ています

⬇10月17日 最後に白いセメントで瓦にお化粧します



⬇釘を使わない組み込み式

⬇軒丸瓦の蜘蛛の意匠。韓国では子孫繁栄を表す吉祥模様。

⬇完成! 来年、韓国の伝統彩色が施されます

⬇10月28日 竣工式のため再来館された李廣福様(韓国国家無形文化財保有者)
により、「露山閣」と命名されました


★日韓交流・理解のシンボルになるよう祈念します



2025年11月9日日曜日

2025年11・12月&2026年1月の休館日

 ◀2025年11月の休館日▶

4(火)  5(水)  10(月)  11(火)  17(月)  18(火)  25(火)  26(水)  28(金) 


◀2025年12月の休館日▶

1(月)  2(火)  8(月)  9(火)  15(月)  16(火)  22(月)  23(火)   26(金)  

28(日)  29(月)  30(火)  31(水)


◀2026 年1月の休館日▶

1(木)  2(金)  3(土)  4(日)  5(月)  6(火)  11(日)  13(火)  14(水)  

19(月)  20(火)  26(月)  27(火)  30(金)



2025年9月11日木曜日

韓国・清州博物館にて浅川兄弟の里帰り展示

 山梨県と姉妹友好締結している忠清北道にある韓国の国立清州博物館(清州市)において

日韓国交正常化60年を迎える今年、9月4日より

『富士山に登る、山梨』という交流展示による特別展が始まりました。

日本の重要文化財や山梨県文化財、山梨県博物館所蔵の文化財など計100点ほどが展示され、そのほかに当館の大切な浅川伯教・巧兄弟ゆかりの重要所蔵品も海を渡って、里帰り展示されています。

清州博物館の方が展示風景の画像を送ってくださいました。


       ⬆浅川兄弟紹介の展示コーナー


⬆当館所蔵品の展示

●浅川一家の家族写真 ●浅川巧の日記(北杜市文化財) ●伯教の描いた巧
●700箇所の窯跡調査で伯教が忠清北道で採取した陶片から10片


韓国・忠清北道の方々はじめ
広く韓国の方々にむけて、
植民地時代に朝鮮半島の人々や文化を敬愛し、
山々の緑化と文化保存や美の評価に
人生をかけた日本人兄弟がいたことを
知っていただく機会になればと願っています

お近くまでご旅行される方がいらしたら、
ぜひ足を伸ばしてみてはいかがでしょうか

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

山梨県と忠清北道は1992年より姉妹友好締結を結んでおり、相互の歴史・文化を理解し合い両国の文化交流の架け橋としての役割を担うため山梨県立博物館と清州博物館とは学術交流協定も結んでおります。

2027年には清州博物館が所蔵する韓国文化遺産が山梨県立博物館で展示される予定です。

2025年7月18日金曜日

北杜市内の小中学生のみなさん! 夏休み中は無料ですよ

 7月19日から8月31日まで

北杜市内の小中学生のみなさんは観覧料無料になります。

この機会にぜひどうぞ。

自由研究したいひとには参考になるプリントをさしあげますので、

遠慮なく声をかけてくださいね。